「 子供への安全配慮 」がなされているか -1

最近,マンションで子供の怪我が増えているそうですので今回は「 子供への安全配慮 」がなされているか…のチェックの方法を御説明致します。

まず,マンション共用部分からチェック致しましょう。

共用部分での子供の事故はほとんどが外廊下やバルコニー( 共用部分で専用使用権を有する所 )からの転落事故です。建築上,これを防ぐには手摺壁等が子供の足掛かりになりそうな形状にしない事です。

外廊下やバルコニーの手摺壁等が子供の足掛かりになりそうな形状を御説明致します。小さな御子様がいらっしゃる方はこれから私が述べます事を充分にチェックして下さい。

まず,一番足掛かりになる手摺形状は縦桟と横桟を組み合わせた格子状のもので,穴が枡の様に四角になっておりまして,その穴が沢山有る手摺壁です。子供は,この穴に足の指をかけてよじ登る事が多々有ります。

次に,手摺壁が「 パンチングメタル 」( 鋼板・ステンレス板・アルミ板等の金属板に沢山の孔が明いた建材 )を使用している物件です。「 パンチングメタル 」には無数の穴が多くあいており,この穴の直径が1.5センチ以上ですと子供の足の指が入り,先程と同様によじ登る危険性が有ります。

他にも,危ない手摺壁形状は壁に横長パネルを使用しているものです。横長パネル形状の手摺壁の場合,パネルとパネルの隙間が1.5センチ以上ありますと子供の足の指が入り,ハシゴ状に子供はよじ登る危険性が大きいのです。

外廊下やバルコニーの手摺を子供が簡単によじ登れる様になっていますと,転落事故につながる恐れが大きいです。

最後に注意したいのが,最近良く見かけるバルコニーに「 エアコン屋外機2段積み 」設定の物件です。「 エアコン屋外機2段積み 」の場所からバルコニーの手摺まで1メートル以上離れていればまず大丈夫ですが,60センチ未満ですと「 エアコン屋外機2段積み 」の上に登り,飛び跳ねた拍子に手摺の外に出てしまう危険性が有り,現実に過去にその様な事故が有ったと聞いております。

小さな御子様がいらっしゃる方は,モデルルームへ行ったらバルコニーに出て,手摺壁の形状や「 エアコン屋外機2段積み 」置き場の位置等を充分にチェックして下さい。

もし,上記に該当した場合は,その物件は購入を見送った方が安全だと思います。

次回は住戸内専有部分に「 子供への安全配慮 」がなされているかのお話を致しますので御期待下さい。

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