中古マンション購入前の確認箇所-2

前回は「 中古マンション購入前の確認箇所-1 」というタイトルで住戸の契約電気容量の増量が可能か否かのチェックを御説明致しました。

今回は前回の続きで中古マンション購入前の確認箇所の重要な部分を御説明致します。

最近,私への中古マンションの「購入相談」や「現地同行」チェックが多く,建築的な見地や価格の妥当性等の質問がほとんどで大事な確認箇所のチェックの要請がございませんのでここで少し警鐘を鳴らして目を醒まして戴きたいと思い,今回もあえて前回の続きになる中古マンション購入前の確認箇所の重要な部分の御説明を致します。

今回は住戸に設置されている「 ガス給湯器 」の交換が可能かどうかのチェックについてのお話です。

20年前の分譲マンションに設置されている「 ガス給湯器 」はほとんどが「16号ガス給湯器 」でした。また,お風呂(浴槽)へ直接,注湯や追い焚き機能が付いている「 ガス給湯器 」を設置しているマンションはほとんど有りませんでした。

この16号とは給湯能力を表示しておりまして「 水温+25°Cのお湯を1分間に何リットル出せるか」と言う基準で決められているそうです。これを号数という単位で表していまして,例えば水温+25℃のお湯が1分間に16リットル出せれば「16号ガス給湯器 」なのです。ちなみに24リットル出せれば「 24号ガス給湯器 」なのです。

16号の給湯能力ですと奥様がキッチンで洗い物をしている時に,旦那が浴室でシャワーを使いますと,シャワーの吐水の勢いがかなり落ちます。

それで,20年前頃よりガス機器メーカーが「 24号ガス給湯器 」を販売し始めました。
当時の「 24号ガス給湯器 」の価格はかなり高価でデベは高級マンションには設置しましたが,ファミリーマンションには相変わらず「 16号ガス給湯器 」を設置していました。

さて,ここで問題なのは中古マンションを購入し,設置してある「 16号ガス給湯器 」を「 24号ガス給湯器 」に交換できるかどうかです。更に浴槽へ直接,注湯や追い焚き機能が付いている「オートバス機能付きガス給湯器 」に変更可能か否かです。

このチェックは素人の方では大変困難です。まず,前面道路の下の埋設されているガス管から分岐してマンションの敷地内に導入されているガス管の太さ( ガス供給容量 )がひとつの目安です。次に各住戸のメーターボックス内に竪に通ってガスを供給しているガス管の太さ(直径)が成否を決めます。

これらは専門家の方にチェックしてもらいませんと判りませんが,専門家でなくてもおおよそ見当が付く方法があります。

それは,その中古マンションの管理規約に「 ガス給湯器 」の変更について書かれている場合が有ります。管理が良く行き届いているマンションでは管理組合の会議で上記の件等を専門家に検討してもらい管理規約に逐次追記していますので,最新版の管理規約を見せてもらえば判るのです。

ちなみに私の独断と偏見の個人的見解としては「 オール電化 」のマンションより,電気とガス両方が導入されているマンションの方が未だに良いと思っています。

このコラムの36号で『 「オール電化マンション」の問題点。 』を詳しく書いていますのでそちらを御覧下さい。

https://s.sumai-surfin.com/columns/category/50/36

ガスも前回の電気と同様に生活には欠かせない大切なものですので,中古マンション購入時にはよく確認して下さい。

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