中古マンション購入前の確認箇所-1

この処,私への「購入相談」や「現地同行」チェックで増えてきましたのが,中古のマンションです。

中古マンションを購入する場合は,新規分譲マンションと異なる大切な確認事項が有ります。

今回はその確認事項の重要な部分をピックアップして御説明致します。

まず,最初に確認したいのが1住戸当たりの最大電気容量です。

最近のマンションはほとんど,3LDK70平方メートル程度で当初の電力会社との契約電気容量は40A(アンペア)ですが,最大契約電気容量は60Aまで可能です。4LDKになりますと当初の電力会社との契約電気容量は60Aですが,8KVA(80Aですが回路契約)まで可能です。

処が,築20年以上前のマンションですと往々にして電力会社と各住戸の契約電気容量を増やす事が不可能なケースが多かったのです。

理由はそのマンションを建てた時の引き込み電気容量に余裕を持たせなかったからなのです。

具体的に申し上げますと, 引き込み電気容量が一定の電気容量を超えますとマンション敷地内に電力会社の変電室(例:東電借室)が必要だからです。

その変電室には電力会社の変圧器等が設置され,克つ家賃は無料なのです。ですので,当時のデベはなるべく引き込み電気容量を少なくし,設置する変圧器台数を少なくして変電室の面積を狭くしたかったからなのです。共用部分の面積をなるべく減らせば,その分専有面積(売り面積)を増やせますので少しでも利益が増えます。

現在,3LDK住戸でLD(13帖位),和室(6帖)と洋室2室にエアコンを設置して4台すべての部屋のエアコンを同時運転致しますと契約電気容量が40Aでは足りずにブレーカーが落ちる可能性が高いです。まあ,全ての部屋のエアコンを同時運転する事はあまり無いとしても,LDと洋室2室のエアコン3台を同時運転して電子レンジをオンすると洋室の広さにも依りますが,やはり契約電気容量が40Aでは足りずにブレーカーが落ちる可能性が高いのです。

その結果,住戸の契約電気容量アップが必要になってきますが先程申し上げた様に不可能なマンションが有るのです。

おさらい致しますと,中古マンション購入前に住戸の現在の契約電気容量と最大可能な契約電気容量の確認は絶対に必要です。これを確認しませんと購入後に電力会社との契約電気容量のアップができません。この件は仲介業者より管理会社に問い合わせてもらうか,専門家を同行して電気設備図をチェックすれば判ります。尚,仲介業者が管理会社に問い合わせた場合は書面にて回答してもらう事が大切です。書面が有れば例えば,回答と現実が異なった場合,虚偽の報告としての証拠になります。依って解約が可能になり,仲介手数料も戻ってくるでしょう…。

次回は「 中古マンション購入前の確認箇所-2 」をお伝え致します。

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