「確認取得物件」の買い取りについて…。

今回は最近の新規分譲マンションの一部の良くない傾向についてのお話を致します。

一昨年,昨年とマンションデベロッパーの倒産が相次ぎました。そして,倒産したデベロッパーが抱えていた,マンション用地やマンション建設工事中の物件がかなり不動産市場に出回り「 財閥系デベ 」や「 大手デベ 」等が安い価格で買い取りました。

マンション建設工事途中の買い取り物件のプラン変更は困難ですので,当初のプランで買収したデベがそのまま販売しています。この場合は買収したデベの良さが物件に,ほとんど反映されていない状況です。倒産したデベの商品企画のプランそのままです。

私の様に色々なデベのマンションを設計や設計監修を行なった者から見ますと,例えデベの名前が財閥系であっても物件のプランを見ますと,倒産したX社から買収した物件だと直ぐに分ります。

マンション建設工事途中の買い取り物件のプラン変更はゼネコンとの遣り取りや法的な処理が大変で止むを得ないと思いますが,まだ更地(さらち, 建物がなくすぐにも建物を建てることが可能な宅地)で「確認申請」審査済みの物件を買収した場合でも,そのままのプランでマンションを建設し,販売を行なっている事には買収したデベの良心を疑ってしまいます。

さて,ここで私は「 財閥系デベ 」や「 大手デベ 」等に一言申し上げたいのです。

倒産したデベから格安で「 確認取得物件 」を買い取った場合は是非,商品企画の見直しをして「 財閥系デベ 」や「 大手デベ 」の良さをプランに盛り込んで頂きたいのです。具体的には設計を再度やり直して以前の「 確認申請 」を取り下げて,新たなプランで「 確認申請 」を提出して, 「 財閥系デベ 」や「 大手デベ 」等のアイデンティティーを保持して頂きたいのです。

購入者は「 財閥系デベ 」や「 大手デベ 」等のプランや性能の良さを信じて購入しているのです。

「 財閥系デベ 」や「 大手デベ 」が分譲するマンションのプランや性能が倒産したデベの価値基準そのままでは購入者を欺いた事になりかねません。またその様な事を行なっていれば信用も無くなってきます。

最近この様な物件が「 財閥系デベ 」や「 大手デベ 」等から販売されていますので,注意して下さい。

私に物件の「 購入相談 」「 現地同行チェック 」を依頼して頂ければ,販売パンフレット一式のチェックや,現地・図面等の綿密なチェックをして判定し具申致します。

マンションの購入は高価な買い物ですので細心の注意を払って下さい。

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