「カラーセレクト」について…。

新規分譲マンションに於いては購入時に住戸内の色を選べる「 カラーセレクト 」という無料のサービスがよく見受けられます。

通常「 カラーセレクト 」の種類はほぼ,2種類か3種類くらいです。

色は「 ダーク系 」「 ナチュラル系 」と「 ホワイト系 」で,「 ダーク系 」は「 トラディショナル 」,「 ナチュラル系 」は「 モダン 」で「 ホワイト系 」は「 カジュアル 」と呼ばれているケースが多いのです。

では,「 ダーク系 」から具体的に御説明いたします。

「 ダーク系 」は住戸内の木製扉・枠,収納扉,フローリング,巾木,キッチンセット扉や洗面化粧台扉等が濃い茶色系の「 オーク材 」的な木目模様になっているのが多いのです。そして,これらを引き立たせる為にビニールクロスの色は真っ白が多く各々の扉とのコントラストが強いのが特徴です。

「 ナチュラル系 」は住戸内の木製扉・枠,収納扉,フローリング,巾木,キッチンセット扉や洗面化粧台扉等が明るい茶色系の「 メイプル材 」的な木目模様になっているケースが多いです。ビニールクロスはオフホワイト系のミルキーホワイト(乳白色)や,ややベージュがかった白色が使われ各々の扉とのコントラストを弱くしています。

「 ホワイト系 」は住戸内の木製扉・枠,収納扉,フローリング,巾木,キッチンセット扉や洗面化粧台扉等が白色か白色系に近い茶色になっています。俗に白色系の茶色は「 ホワイトウォッシュ 」と言われており,白木の木材表面に白ペンキを塗って拭き取った様な色です。ビニールクロスはダーク系と同様に真っ白が採用されているケースが多いのです。

この「 カラーセレクト 」はそれぞれにメリットやディメリットがありますので簡単に御説明を致します。

「 ダーク系 」のメリットは住戸内の空間に「 メリハリ 」がつき,ヨーロッパ調の「 高級感 」が醸し出されます。ディメリットは扉等の色と壁の色のコントラストが強いので「 癒し効果 」が多少期待できないのという事です。また,床のフローリングの色が濃いので傷が目立ち易いのも「 イマイチ 」です。

「 ナチュラル系 」のメリットは扉等の色と壁の色とのコントラストが弱いので,扉と壁の一体感が感じられ,住戸内の空間が広く見えます。また一番スタンダードな色なので万人向けです。どんな色の家具を置いても違和感がほとんど有りません。また,将来転売する時も売り易い色です。ディメリットは特には有りません。強いて言えば,住戸の空間の雰囲気に個性が無くちょっとつまらないかな…といった所です。カーテン等で個性を出せば良いかもしれません。

「 ホワイト系 」のメリットは扉等の色と壁の色がほぼ同じなので「 ナチュラル系 」より更に住戸の空間が広く感じられます。フローリングの色も薄いので傷はほとんど目立ちません。ディメリットは住戸内が白色系だらけで空間がちょっと寒々しい感じがする事です。今の若い人向けの「 カラーリング 」です。中年より上の方はあまり好まれないとも言われています。

さてここで,新規分譲マンション購入時に住戸内の色をこれら3種類の中から無料で選べる「 カラーセレクト 」サービスには,注意点が有りますので御説明致します。

それは,下層階住戸の「 カラーセレクト 」は着工して2ヶ月以内位で決めないと手遅れになる事があるのです。

理由は,建設現場サイドでは下階住戸の内装材の発注は着工後2~3ヶ月以内位で行なっているケースが多いからなのです。中間階や上層階はプラス1~2ヶ月程度,余裕が有ります。

ですので,下層階の住戸を購入しようとしている方はなるべく早く購入契約して「 カラーセレクト 」を行なわなければ手遅れになる可能性があります。

同じタイプの住戸でも住戸内の木製扉・枠,収納扉,フローリング,巾木,キッチンセット扉,洗面化粧台扉等の色や壁の色が違いますと,住戸内空間の快適さに影響を与えます。

尚「 カラーセレクト 」サービスは竣工間際の物件や,完成在庫住戸は当然受けられませんので注意して下さい。

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