「ピクチャーレール」の設置場所

マンション購入契約後にオプション会というのがあり,オプション項目の中に「ピクチャーレール設置」というものがあります。

ここで「ピクチャーレール」という物を御存知無い方に「ピクチャーレール」とはどの様な物かを御説明致します。

「ピクチャーレール」とは読んで字の如く絵画等を吊るすレールの事です。形状はカーテンレールに似ています。

カーテンレールの断面はCの字を下に向けた形の物が多いのですが「ピクチャーレール」の断面は角型にしたCの字を下に向けた形です。

カーテンレールは中に「ランナー」というカーテンを吊るす物が沢山入っていますが,「ピクチャーレール」は中に?マークを逆さにした様な形の「フック」が4から6個位入っていてこれらがスライド致します。

この1つの「フック」に吊るせる絵画等の重さは約5キログラムまでの物が多いのです。
更にレール自体の耐力に限度が有り長さ50センチ位で5キログラムだそうです。

例えば重い額縁に入った絵画で10キログラムのものを吊るすと致しますと,2つの「フック」に額縁の裏の紐やワイヤーを引っ掛けまして,2つの「フック」の間隔を50センチ以上確保しなければならないのです。

通常,高級マンションでは「ピクチャーレール」が標準装備で設置してありますが,ファミリーマンションではオプション対応になっています。

オプション対応の場合の「ピクチャーレール」の長さは約2から3メートル位です。
価格は設置する為の下地材込みで約2万円から長いもので約4万円位です。

この「ピクチャーレール」の設置位置は通常,部屋の天井隅の壁と接触している位置で壁に沿って設置致します。

さて,ここでこの「ピクチャーレール」の設置場所が問題です。

「ピクチャーレール」は基本的に壁に釘,ビスやフック金物が設置できない所の天井に取り付けます。

ですから,主に鉄筋コンクリート造の「戸境壁」(住戸間の壁)に接している天井の隅に設置するケースが多いのです。

「戸境壁」は共有部分ですので原則,釘やビス等で穴を明ける事は禁止されています。

しかし,住戸内の「間仕切り壁」に絵画を吊るすのでしたら,「間仕切り壁」の下地材はプラスターボードですからプラスターボード用の絵画を吊るす金物を使用すれば充分です。

これらは「ホームセンター」や「DIY」等で売っていますので,吊るす物の重さに適した金物を購入すれば良いのです。

以前「内覧会同行」チェックした物件で「間仕切り壁」の上の天井に「ピクチャーレール」をオプションで設置された方がいらっしゃったので,つい「これは無駄ですよ。」と言ってしまいました。

マンションディベロッパーの方々,オプション会の開催の時には,上記の事を入居予定者に説明できる人が対応する様にして下さい。そう致しませんと,入居予定者に無駄な浪費をさせてしまう事になりますので…。

このコラムを読まれた方は「ピクチャーレール」設置のオプションを注文する場合,上記の事を念頭に入れた上で設置場所を決めて注文すれば浪費を避ける事ができると思います。

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