簡易な「外断熱」のお奨め

これから夏の暑い時期がきます。そこで今回は簡易な「外断熱」の方法をお話致しましょう。

地球の温暖化がじわじわと進み,最近日本の夏は気温が30度(摂氏)を越す日が多くなりました。

私が子供の頃は気温が30度を越すととても暑い気がしましたが,21世紀に入っては気温が35度以上の猛暑の日がかなりありますので,30度では猛暑とは感じなくなりました。

外気温度が35度近くになりますと部屋の中のエアコンはフル回転です。電気代もたまりません。

マンションの場合,外壁は鉄筋コンクリート造ですので断熱性能は結構ありますが,窓のガラス部分の断熱性能はほとんど期待できません。

窓のガラスがペアーガラス(複層ガラス)であれば多少,普通のガラスより断熱性能は期待できます。

また,窓ガラスの部屋内側にレースのカーテンやブラインドで断熱してもあまり効果は期待できません。

7年程前にECOを会社の「コンセプト」にしている「リブラン」というディベロッパーが「断熱」の実験を行なうというので参加させてもらいました。

真夏の外気温度がかなり高い日の2時頃「リブラン」のマンションの1住戸でその実験は行なわれました。

まず,室内のレースとドレープのカーテンを閉めた時に室温がどの位下がるかを測定致しました。数分して温度測定した結果は約2度下がりましたが部屋はかなり暗くなりました。

次に行ったのが部屋の外のバルコニー側に「葦簀」(よしず)や「簾」(すだれ)を窓の外面に設置して窓一面を覆いました。この方法では,かなり室温が下がっていき,数分して行なった室内の測定温度は「葦簀」「簾」で覆った場合は約6度下がりました。

この外断熱方法はお金があまりかからず効果が大きいので今回皆様に御披露致しました。

しかし「窓」の外側に「葦簀」や「簾」を設置した場合にちょっとした風でこれらが倒れたり致します。ですので外壁の窓上に小さな「フック」状の金物を設置して紐等で結ばなければなりません。

本来,外壁は共有部分ですので勝手に穴を開けて金物を設置する事はできません。「リブラン」の様にディベロッパーの方で新築引渡し前から設置してくれると有り難いのですが…。
工事費用は僅かです。

このコラムを御覧になっているディベロッパーの方々,是非この様な配慮を今後の物件で検討して戴きたいと思います。

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