私が「設計監修」をしたマンション-3

今回も前回,前々回の続きで,私の本業の「設計監修」を行なった物件「アンビシャス松戸六高台」マンションの内容の続きを詳しくお話いたします。

このマンションの売主(ディベロッパー)は株式会社アンビシャスという会社です。「設計監修」の依頼時に安倍社長と御会いし,会話をさせて戴いた時にこの社長ならば私と価値観が共有でき,良いマンションの商品企画が実現できると確信し引き受けました。

私の予想通りに「設計監修」業務が進み今までにない良い住戸のマンションができました。
それを証明する様にまず「住宅新報」や「週刊住宅」新聞等の業界誌で記事として掲載されました。

更に,先週12月3日「日本経済新聞」朝刊15面に「アンビシャス松戸六高台」が写真入りの「記事」になりました。日本でも有数の大新聞に掲載されたのです。この物件は話題性を持った物件になりましたので「宣伝」では無く「記事」として掲載されました。

前回,前々回にも申し上げました様に,この物件のコンセプトを「一家団らん」にし,「サークル・リビング」という今までに無い空間を作り上げ2つの機能を持たせました。一つは「団らん」でもう一つは「回遊性」です。

おさらいとして,具体的に簡単に御説明致しますと「田の字型」住戸の横長リビングタイプのリビング・ダイニング・キッチンを家族全員が「団らん」を楽しくできる空間をつくり,更に家事がし易い「回遊動線」を確保したのです。

「サークル・リビング」の空間の詳細な説明は前号(205号)で詳しく解説を致しましたのでそちらを御覧下さい。

今回はもう一つの機能の「回遊性」についてお話致します。

この「サークル・リビング」を中心に家事がし易い「回遊動線」確保についてご説明致します。

具体的に申し上げますと,前回御説明致しました戸境壁側のキッチンセットの端部に椅子に座って家事ができるスペースを配置し,その脇壁には「マルチメディアコンセント」を設置してパソコンやテレビが置ける様に配慮致しました。それに依ってレシピを見ながら調理や家事ができる様になっております。

そしてその家事コーナーの直ぐ脇より直接,洗面室内の「ユーティリティー」コーナーに行ける扉を設置して洗濯,物干しや掃除等の家事が楽になる「動線」を確保しました。

洗面室は廊下側にも出入り口が有りますので浴室に入る時は廊下より入れる様に先程の「動線」とリンクして「回遊動線」と致しました。

洗面室の「ユーティリティー」コーナーには「洗濯機」と「SKシンク」(泥物を洗う下流し)がありますので洗濯後はキッチン側の扉を開け,2列のキッチンセットの間の通路兼作業スペース(幅約90センチ強)を通って外壁側の扉を開ければ直ぐに物干しができる様になっています。

この「サークル・リビング」は先程も申し上げた様に,キッチンスペース,洗面室,廊下やバルコニーへの「回遊動線」が有り,主婦や亭主が家事をしていても常に子供達ともコミュニケーションがはかれるのです。
更にリビングスペースに死角の部分が無いので乳幼児を頻繁に見てチェックもできるので安心です。

住戸の中に「回遊動線」が有りますと住戸が広く感じられるメリットが有ります。

この「サークル・リビング」は夜ベッドに行くまで「一家団らん」(ホーム・サークル)ができます。

私がこの「コンセプトプラン」の「サークル・リビング」を「商品企画会議」で提案した時にまず安倍社長が賛同してくれまして早速実行に移す様に社員に指示をしてくれました。

この「アンビシャス」という売主の社長は元大手ディベロッパーの社長をしていて業界では有名な安倍徹夫という方です。

この会社,更に感心致しましたのは,私が関与していない物件の「提灯記事」(記事元の会社を持ち上げるために書かれた記事。提灯持ちという蔑称)を書く事や販売事務所で「提灯講演」を行う事を強要しなかった事です。

他の売主の会社では「設計監修」の業務契約を致しますと私が全く関与していない物件の「提灯コラム」を書かせたり,「提灯講演」を行なう事を強要する事がよく有りました。

その時点で私がその要求を断りますと,そういう会社は直ぐに私との業務契約を解約してきました。

生意気な様ですが,そういう売主の会社の「提灯持ち」(ポチ)になって,私の信念を曲げてまで業務を引き受けるのは私の信条に合わないからお断りをしています。
そして私の経歴に汚点を残したくないからです。

今回は久々に良い会社とめぐり会い120%満足できました。私の「設計監修」業務の提案が反映され,良いマンションができましたので皆様にお伝えしたかったのです。

いままで私が温めていた「コンセプトプラン」が実現したので是非皆様にモデルルームを見て頂きたいのです。

モデルルームは何回も申し上げますが,東武野田線の「六実駅」から徒歩1分の所に有ります。
私のこれまでの説明よりも実際に見ていただければ「サークル・リビング」の良さを実感できると思います。

皆様より御感想,御意見等戴ければ幸いです。

■アンビシャス松戸六高台URL
http://rokkodai114.com/

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