私が「設計監修」をしたマンション-1

私の本業はマンションの「設計監修」や「設計コンサルタント」です。今回は,私が「設計監修」を行なったマンションの事をお話いたします。

過去にも多数のディベロッパーより依頼を受けて「設計監修」業務を致しましたが,いつも監修している途中で私の価値観と大きな相違が生じ,なかなか私の提案するプラン変更は受け入れてもらえずに技術面だけの「設計監修」になっていました。

今回お話するマンションは株式会社アンビシャスという依頼主(ディベロッパー)の役員から「設計監修」の依頼が有り,早速その会社の安倍社長と御会いした時にこの社長ならば私の価値観を理解してくれると思い引き受けました。

私の「勘」は当たりとても楽しく「設計監修」ができ,いままで何処にも無いすばらしい住戸プランができ,エントランス周りやランドスケープも工事予算内で高級感を演出できましたので皆様に披露致します。

この物件,私が「設計監修」に参加した時点では,設計者の方ではもう「基本設計」がほぼ完了して,これから「実施設計」に入る段階でした。その時の「基本設計図」の住戸プランを見てディベロッパーや設計者には申し訳なかったのですが,私は「この住戸プランではどこにでもある『田の字型』住戸マンションで何の魅力もないですね。早速,今のスケジュールと予算内でコンセプトを作って住戸プランを変更致しましょう」と申し上げました。

そこで,以前から温めていた「一家団らん」という「コンセプト」を提案し,住戸間取りのラフスケッチを描きました。「一家団らん」は英語に訳すと「ホーム・サークル」です。サークルという言葉は「回遊」という意味もありますので「回遊動線」もとり,それも具現化致しました。

この「一家団らん」という「コンセプト」に基づいた住戸プランを実際に作図し,「サークル・リビング」と命名致しました。この「サークル・リビング」には2つの機能を持ち合わせています。一つは「団らん」でもう一つは「回遊性」です。具体的に簡単に御説明致しますと「田の字型」住戸の横長リビングタイプのリビングを家族全員の「団らん」が楽しくできる形状に変え,さらに家事がし易い「回遊動線」を確保したのです。

更に細かい御説明はかなり長文になりますので次回にいたします。この物件名は「アンビシャス松戸六高台」でモデルルームは「東武野田線」の「六実駅」前に有ります。「百聞は一見にしかず」ですので御覧戴ければ次回のこのコラムでの細かい御説明が直ぐ御理解でき賛同していただけると思います。

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