調光器は必要か…?

先日,億ションの内覧会同行チェックをした時や新規分譲の億ションのモデルルーム見学をした時に気になった事が有りましたのでそのお話を致しましょう。

その気になった事はリビング・ダイニングやマスターベッドルームの照明スイッチに調光器が付いている事です。

我国,日本は地球温暖化防止対策の一環として今後10年先には白熱ランプを販売せずに蛍光灯に切り替えるとの事です。

確かに同じ明るさを確保するには蛍光灯の方が消費電流は少なくて済み「エコ」に協力できます。

最近は蛍光灯もかなり白熱灯の光の色に近くなってきましたが,私は個人的には好みません。気のせいか,蛍光灯の光よりも白熱灯の光の方が癒されますし刺身等も新鮮に見えます。

さて,そこで内覧会で調光器が付いていたマンションの電気設備業者の方に稚拙な質問を致しました。「この調光器は蛍光ランプに変更しても調光機能致しますか?」と聞きました。

当然,私の想像していた通りの「蛍光ランプに変更すると調光機能致しません。」との回答でした。すかさず私は「今後我国では白熱ランプは販売を自粛して蛍光ランプに変更になりますね。そうなったら無用の長物ですね。」と申し上げました。

処が,私の意に反してその電気設備業者の方は「蛍光灯用の調光器が有りますのでそれに交換すればいいのです。」との回答が返ってきました。

私は性格が悪いのか,過去にマンション設計・監理後に調光器の件で入居者からのクレームで痛い目に遭った経験が有り,更にちょっと意地悪な質問をその電気設備業者に致しました。

「蛍光灯用の調光器に付け替えれば蛍光ランプは調光機能致しますか?」と再度質問致しました。

この回答も「調光機能対応型の蛍光灯器具でないと調光機能できません。」と私の予測通りでした。

「そうですと,白熱灯型の蛍光ランプは調光機能対応していませんので,蛍光灯用の調光器に付け替えても調光しませんね。」とすかさず言いましたら,あっさりと「碓井さんの言う通りです。」と電気設備業者さんが認めました。

私はこの件は以前から知っていましたが,あえて内覧会同行依頼者の方に伝える意味で電気設備業者さんと遣り取り致しました。このマンションの購入者は全くその事を知らなかったそうです。

現在設置されている白熱灯用の調光器もスイッチからそこに若干電流が流れほんのわずかですが電気を消費しますので,調光器が無い方が消費電流は少なく「エコ」に寄与いたします。

私の独断と偏見では,今後白熱灯型の蛍光ランプで調光機能付きの製品が出るまでは,マンションや住宅には調光器は必要ではないと思います。

ちょっと味気ない空間になってしまいますが,「エコ」に寄与する為には止むを得ないのではないでしょうか…。


PS:
「週刊ポスト」10/3号(20日発売の今週号)の「不動産崩壊!」(39ページ~48ページ)の記事に櫻井さんと碓井がコメントを載せていますので御覧下さい。

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