住戸内の電気設備への配慮 -1

モデルルーム見学や「内覧会」同行チェックの時に電気設備の配慮が欠如している物件を見かける事が多くなりました。

今回は住戸内の電気設備への配慮の「イロハ」の「イ」から御説明致します。

まず,スイッチの位置と種類の選択を間違えているケースです。

照明のスイッチの種類は沢山有ります。部屋に合ったスイッチを選び,適所に設置するのが住宅の電気設備設計の「イロハ」です。

今まで見たマンションの住戸でこの配慮不足が一番多かった場所を御説明致します。

「トイレ」「洗面脱衣室」や「ウォークインクロゼット」の照明のスイッチの位置と種類です。

住宅では長時間居ない部屋の照明のスイッチは,部屋の外に設置し,照明が点灯しているのを知らせる「オンピカスイッチ」(ONすると赤く光る発光ダイオード付きスイッチ)を使用するのが電気設備設計の常識です。

例えば「トイレ」のスイッチが「トイレ」の中に有りましたら,夜「トイレ」に入った時は真っ暗で手探りでスイッチを探し「ON」しなければなりません。そして,用を足した後に照明を消すのを忘れれば,次に「トイレ」を使う人が入るまでづっと照明は点灯したままになり電気代が無駄です。

先程,お話致しました様に「トイレ」の外に照明用の「オンピカスイッチ」が設置されていて,照明が点灯されていればスイッチが赤く光っていますのでその様な事が避けられるのです。

「洗面脱衣室」や「ウォークインクロゼット」も同様です。

特に「ウォークインクロゼット」の場合,照明器具に「白熱灯」を使用している場合は危険です。スイッチが「ウォークインクロゼット」の中に有って「白熱灯」の近くに紙やナイロン等の燃えやすい物が置いてあれば「白熱灯」を点灯したままで,1週間位旅行でも行けば火事になる恐れが多分にあるのです。

収納の照明器具に「白熱灯」を使用するのは電気設備の「イロハ」を知らないのです。
収納の照明器具はなるべく熱を出さない「蛍光灯」を使用するのが常識です。そしてスイッチも収納の外に設置して「オンピカスイッチ」を採用するのがやはり電気設備設計の「イロハ」です。

モデルルームや「内覧会」チェックに行ったら良くこの事を確かめて下さい。

次回も「電気設備」への配慮についてお話致しますので楽しみにしていて下さい。

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