塔状のタワーマンションの留意点

最近多い超高層の塔状タワーマンションの平面プランは大きく分けますと2種類有ります。

1番多いタイプは各階の中央部分がコアー(共用施設をまとめた所)状になっていましてエレベーター,階段,ごみ置き場や設備シャフト等が配置され,住戸に行く廊下は屋内廊下になっているマンションです。

このタイプの廊下は強制換気されていて,高額マンションですと冷暖房までされてホテルの廊下を歩いている感覚です。

各住戸の居室も全て外部に面していて採光は良いですが,一面しか外部に面していませんので通風は期待できません。換気は24時間強制機械換気システムで行なうしかありません。

そこで最近で出来た塔状タワーマンションは各階の中央部分が大きな吹き抜けになっていてエレベーターから住戸へ行く廊下が外廊下になっているのです。

このマンションの良い所は各住戸の居室や水周りを外廊下に面して窓が付けられる事です。

エレベーターや階段等が北側にあり,そこから外廊下が大きな吹き抜けを取り囲んで一周して配置されています。その事に依って,この外廊下から対面の外廊下の下を見下ろすと下階の住戸の居室がガラスを通して丸見えなのです。それがディメリットになっています。

そして,各階の中央部分の吹き抜けが最上部に屋根が無く,最上部でしか外気に面していませんと問題有りです。吹き抜け部分の空気が淀んでしまいます。

ですので,この様な縦長の大きな吹き抜けの有るマンションでは1階や2階からこの吹き抜けに外部の空気が入ってくる様にしませんと,吹き抜け内の空気が循環せず淀んでしまうのです。

外廊下に面した部屋の外壁に設置されている吸気口から淀んだ空気が24時間強制換気システムで引っ張られて入ってきてしまうのです。

この様なマンションの外廊下側の部屋の窓を開けて換気する場合は,部屋の扉,リビング・ダイニングの外部に面している窓と出入口扉を開けて空気を外部から吹き抜けまで通して下さい。超高層の上階ですとかなり強い風が住戸の中を通りますので注意が必要です。

塔状の超高層マンション購入を検討している方は各階の平面図を見まして中央部分が吹き抜けになっていましたら,1階か2階等,下階の平面図をチェックして吹き抜け部分に常時外気が入ってくるプランになっているかの確認が必要です。

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