良心的な「帖数表示」

私はいつもこのコラムで「辛口」な事ばかり書いていますので,たまには「良い物件」のお話を致しましょう。

先日,中堅ディベロッパーでとても良心的な会社を見つけました。

主に「千葉県」や「埼玉県」を中心に低価格で良い物件を作っている会社です。

分譲している物件はほとんどが売れているそうです。

住戸プランを拝見してとてもびっくり致しました。
なんと,リビング・ダイニングの帖数表示がとても良心的な計算をしているのです。

具体的にお話致しますと,「田の字型」住戸プランの場合には「縦長リビング」タイプと「横長リビング」タイプができます。

どちらのタイプも玄関から廊下を通ってリビング・ダイニングルームに入りますと,リビング・ダイニングルームの入口付近が通路状に細長くなっています。

このリビング・ダイニングルーム内の通路状の部分は厳密に言えば,リビングエリア及びダイニングエリアとしては使えず,ただの通路としてのエリアです。

この,中堅ディベロッパーの物件の住戸プラン内のリビング・ダイニングの帖数表示はこの通路部分を引いた,実際に使えるリビングエリアとダイニングエリアを合計した広さの帖数表示をしているのです。

この様な良心的な帖数表示を販売図面集の住戸プランに載せている会社は始めて見ました。

超大手や大手のディベロッパーでもこの様な良心的な帖数表示はしておりません。超大手や大手のディベロッパーはリビング・ダイニングルームの帖数表示は入口付近の通路状エリアを含めた数字を載せています。

この様な良心的な中堅ディベロッパーが存在するのですから,不動産公正取引協議会で帖数表示の規定を再検討して欲しいものです。

更に,この中堅ディベロッパーの「住戸プラン」は「田の字型」住戸だけでなく個性的な間取りの住戸にも挑戦しています。

これからは,マンション不況になりますので一部の良い中堅ディベロッパーは必死で生き残りをかけています。

この様なディベロッパーこそが大手では無いが一流ディベロッパーと言えるのではないでしょうか…。

今後が楽しみなディベロッパーです。

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