玄関扉に注意-2

前回に引き続き今回もマンションの住戸玄関扉のお話を致しましょう。

前回は防犯対策をしている玄関扉の形状の話でしたが今回は御子様方が手を挟まない様に気遣いしている玄関扉のお話を致しましょう。

マンションの玄関扉は鉄板製で重く,建築基準法では常時閉鎖型甲種防火戸にしなければなりません。

ですので,玄関扉には「ドアクローザー」(ドアチェック)という常に閉まる様にする装置を設置しています。これは住戸で火災が発生した時に隣戸への延焼を防ぐ為です。

たまに見かけますが,玄関扉下にゴムの楔(くさび)状の物を挟んで玄関扉を少し開けて風通しを良くする為に閉まらない様にしているのは厳密に言えば違法です。

さて,これからが本題です。よく奥様方が短時間の買い物等で子供を留守番させて出かける時に玄関扉を開けて奥様が出た後に玄関扉が「ドアクローザー」に依って自動的に閉まり扉枠の丁番が設置されている縦枠に御子様が指を挟んで怪我をするケースが多々有ります。

その事故を防止する為に考案されたのが玄関扉に丁番を設置せずに玄関扉の上下に鉄製の縦軸棒を設置して,扉枠の上下に穴の開いた受座金物を設置して扉を吊り込みしている形状の玄関扉です。

この玄関扉の場合は扉の吊元側の木口の形状がR状(半円型)になっており,更に扉の吊元側の縦枠に上から下までゴムの板状のものが幅約3センチくらいに設置してあります。

この様にしておけば玄関扉が閉まった時に扉縦枠をつかんでいた指が挟まれても怪我はしません。まずゴム板で指を防御します。更に扉の木口がR状になっていますので,例えゴム板の奥に指が有っても扉と枠に挟まれる事が無いのです。

通常の住戸の玄関扉ですと丁番で扉を吊っていますので,扉を開けますと玄関扉と丁番設置側の枠との間に隙間が生じてしまいます。

御子様方の手が枠をつかんで指がこの隙間に有りますと,扉が「ドアクローザー」に依って閉まった時に指が挟まって大怪我を致します

ですので,最初にお話した丁番無しの玄関扉ですと扉枠をつかんでいても怪我をせずに安全なのです。

こういう細かい所に気遣いしているマンションはマンション全てに細かい配慮をしていますので安心です。

モデルルームに行きましたら前回と同様にまず玄関扉の形状をチェックして下さい。

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