浴室の梁型に要注意

新規分譲マンションの住戸プランを見ますと専有面積60m2台での3LDKが増えています。中には専有面積63m2程度で3LDKと書いてある物件も結構目に致します。

例えば専有面積63m2の3LDKですとLDKの広さは10帖未満になるケースがほとんどです。不動産業界ではLDK(リビングダイニングキッチン)が10帖未満ですとDK(ダイニングキッチン)と書くのが良心的な売主です。

ですので専有面積63m2以下の住戸では3LDKでなく3DKが正解です。

この様にマンション住戸の専有面積が狭くなった原因はマンション用地の地価上昇と建築費の上昇で専有面積当りの販売坪単価が高くなり専有面積を狭くして住戸価格の上昇を抑えた結果だと思っております。

マンション住戸の専有面積が狭くなりましても浴室の広さを狭くすると売れ行きが悪くなりますので相変わらず1418(内法寸法が1.4m×1.8m)タイプのユニットバスを採用しています。

住戸の専有面積が狭いのにもかかわらずに1418のユニットバス(浴室)を採用致しますとプランに依っては浴室の中に大梁が出っ張ってきましてそれをカバーした梁型が浴室内に出てきます。

特に隣戸間の戸境壁に浴室を配置致しますとこの現象が出てくるケースが多いのです。

昨年までは新規分譲マンションの3LDK住戸面積はほとんど70m2を超えていましたのでこの様なケースは有りませんでしたが今年に入ってからは住戸の専有面積が狭くなりましたのでこの様なケースが増加しています。

理由を具体的に申し上げますと隣戸間の戸境壁の上方には大梁が走っています。専有面積が広ければ大梁の出幅(ではば)分約15cm~20cm程度は避けてデッドスペース(空きスペース)にして大梁脇にユニットバスを配置したのです。処が,専有面積が狭い場合はユニットバスを戸境壁にぴったりと配置して無駄なスペースを無くすのでユニットバスの天井の一部に梁型が出てきてしまうのです。

浴室に梁型が出っ張るのは浴槽側か洗い場正面側です。浴槽側に梁型が出ますと浴槽から立ち上がった時に頭をぶつける恐れがありますし,洗い場正面に梁型が出ますと上方のシャワーフックがかなり下がりますので非常に使い辛くなります。

販売図面集の中の住戸プランの浴室内に点線が書いて有りましたらそれが梁型の表示ですので要注意です。浴室内に点線が書いていない住戸を選びましょう。

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