住戸玄関扉の位置は要注意

やっと内覧会シーズンもほとんど終わりになり「購入相談」や「現地同行」のチェック依頼が増えてきました。

最近,地震に関する関心が富に増えてきました。そこで住戸玄関扉が大きい地震時に開かなくなる様な位置にある物件が結構有りますので見分け方をお話致します。

ラーメン構造の建物は柱と大梁で建物を支えています。大梁は柱と柱を直線でむすんだ位置に有ります。

住戸の玄関扉が大梁の下に設置されていますと大きな地震時には開かなくなる事が生じ非難できなくなる事があります。

大梁は大きな地震(特に横揺れ地震)が起きた時に,横方向にかなり大きく動きますのでその大梁の上下の間に玄関扉が設置されていますと玄関扉や周りの枠が大きく変形して開閉不能になる恐れが多分に有ります。

この10数年前からマンション住戸の玄関扉には耐震枠や耐震丁番が採用されていますが,大梁下以外の場所に設置されているならば耐震効果は結構有ります。

処が,耐震枠,耐震丁番仕様の玄関扉でも大梁下では大きな地震の時には変形が大きく,先程も申し上げた様に開閉できなくなる恐れが大なのです。

大きな地震の時に玄関扉が開かなくなると避難ができずにパニックになってしまいます。

それなら,バルコニー側に避難して垂直非難口から折りたたみ梯子を下ろして下階の住戸へ逃げれば良い等と言う無責任な売主がいます。下階の住戸に降りてもその住戸の玄関扉も開かないのですから地盤面まで垂直避難口の折りたたみ梯子で降りなければなりません。

大きな地震の後には余震が続くので垂直避難口の折りたたみ梯子で降りるのは揺れて危険です。

ですので大梁の上下の間に玄関扉を設置するのは危ないのです。

一流の売主の「マンション設計規準書」にははっきりと「住戸の玄関扉は大梁下に設置しない事」と書かれています。

マンション購入検討されている方,購入予定住戸のプランを見て玄関扉の位置を確認して下さい。

若し,検討住戸の玄関扉が柱と柱を結ぶ線(大梁位置)の下に設置されていましたら,そうでない他の住戸を探しましょう。

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