排水管の材質には3種類有り事業主の質が判断できる-2

まず前回のおさらいを致しましょう。マンションの住戸の中には通常竪に通っている排水管が2~3本有ります。これを竪排水管と呼んでおります。上階の住戸が流した生活排水や汚水が下に流れる重要な排水管です。人間の血管で言えば静脈管です。

分譲マンションではこの竪排水管の材質を見れば事業主の質が判断できます。竪排水管の材質には耐火被覆二層管,塩ビライニング鋼管と鋳鉄管が有ります。前回はこの中の耐火被覆二層管のお話しを致しましたので今回は塩ビライニング鋼管のお話を致しましょう。

竪排水管に塩ビライニング鋼管を採用しているマンションは前回の耐火被覆二層管を採用しているマンションよりはマシです。多くの大手,二流のマンションディベロッパーがこれを採用しています。

塩ビライニング鋼管とはどういう物なのかをお話いたしましょう。塩ビライニング鋼管とは鋼管の内側に塩化ビニールを塗布した管です。

この塩ビライニング鋼管は鋼管の肉厚が薄いので遮音ゴムシートを巻いても夜中上階の住戸がトイレの水を流すと結構聞えてきます。しかし前回お話した耐火被覆二層管よりは遮音性は良いのです。

遮音性能は重量に比例して高くなりますので耐火被覆二層管よりは塩ビライニング鋼管の方が重量は重いので遮音性が高いのです。

竪排水管に塩ビライニング鋼管を採用した場合には鉛入り遮音ゴムシートを巻いてその周りにグラスウールを更に巻きますとかなり遮音性は高くなりますがやはり鋳鉄管にはかないません。

塩ビライニング鋼管は二流のマンションに多く使われていますので販売事務所で竪配水管の材質を質問し答えが「塩ビライニング鋼管」ですと大手でも「ちょっとね。」です。

次回は鋳鉄管のお話を致します。

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