住戸内の蛍光灯への配慮を…。

今回も購入者に細かい気配りがされているかどうかが判断できる数箇所の内の1ヶ所を取り上げて御説明致します。

モデルルームへ行きましたら間接照明が付いている所の照明器具をチェックして下さい。

最近のマンションの住戸内で間接照明器具を設置している場所はほとんど3ヶ所です。

まず一番目に玄関の下足入れの下に間接照明器具が設置されています。

二番目は洗面化粧室の洗面化粧台の上に設置されている扉が三面鏡の様になっているメディシンキャビネット(洗面所の戸棚の様な箱)の下にも間接照明器具が設置されています。

三番目はキッチンの流し台の上の吊り戸棚の下に間接照明器具が設置されています。

この三箇所の間接照明器具は99%蛍光灯を採用しています。

さて,まずこの間接照明器具の蛍光管やグローランプが素人でも交換できるかを試して下さい。

もし,1ヶ所でも蛍光管やグローランプの取り外しや取り付けができない所が有ればそのマンション設計は入居者に対する配慮不足です。

更にもう一つの配慮不足の例を御説明致します。

素人の皆様,蛍光灯の点灯方式には2方式有るのを御存知でしょうか…?

2方式の内の1方式は一番多く使用されている点灯方式で「グロースターター方式」と言われている物です。この方式はスイッチをオン致しますとグローランプが点灯してから蛍光管が点灯するタイプです。

もう一つの点灯方式は「高速ラピッド方式」といわれているものです。この方式はスイッチをオン致しますと,即座に蛍光管が点灯致します。

この点灯方式が異なる2方式の蛍光灯の蛍光管は同じ20W(ワット)でも全く違う蛍光管になっているのです。

「グロースターター方式」の蛍光管であればスーパーマーケットやコンビニエンスストアーで売っていますので簡単に購入できます。

しかし,「高速ラピッド方式」の蛍光管ですと,若干大きめの電気屋さんかホームセンター等に行かなければ購入できません。

また,マンションの入居者の方で「高速ラピッド方式」の蛍光管が必要なのに間違って「グロースターター方式」の蛍光管を購入してしまい点灯しない様な事が生じます。

さて,ここで私が問題視していますのは1住戸内で異なる点灯方式の蛍光灯を設置している事です。この様な設計はマンションの購入者に対する配慮に欠けているとしか思えません。

マンションの電気設備設計者の方に申し上げたいのは,マンションの住戸内に設置してある照明器具の蛍光管や電球はスーパーやコンビニでも購入できる器具を選ぶのが配慮有る設計であると私は思います。

マンションのモデルルームに行かれたら間接照明器具の蛍光灯をオンして見て下さい。
「グロースターター方式」の蛍光灯ですとまずグローランプがチカチカと光ってから蛍光管が点灯致しますのですぐ判ります。

住戸内に設置されている蛍光灯全てが「グロースターター方式」のマンションであれば蛍光管の購入は簡単ですし,売主も商品に対する配慮が行き届いているので安心できると思います。

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