良識あるマンションとは…。

早いもので,このコラムも100号になりました。

2004年12月より始まり毎週掲載させて頂いて約2年も続いております。

ここまで続けられたのも一重に,「住いサーフィン」の中の私のコラムを御覧頂いている方々や,「住いサーフィン」を運営されている「アトラクターズ・ラボ」の沖社長他皆々様のお陰と感謝致しております。

さて,100号ですのでこのコラムの原点であります「良識あるマンション」とはどの様なマンションであるかの概要を再度簡単に御説明致します。

まず,マンションを選ぶ際に一番大切なのが「立地」です。「良識」ある場所(立地)に建っているかどうかです。

私の価値観での「良識」ある「立地」とは,最寄駅より徒歩3分離れて徒歩8分以内の場所が良い「マンション立地」だと思っています。

最寄駅から3分以内はほとんどが商業地域ですので,マンションの隣に将来高い建物が建つ可能性が多いにありますし,駅に近いと「居酒屋」「パチンコ屋」や「風俗店」等が有り子供の教育上好ましくないのではないかと思います。

また,最寄駅から8分以内の「立地」が良いのは最寄駅からマンションまでの距離を1分当り80mで割った数字が徒歩○分ですが,あくまでも平面の地図上での計測ですので途中に坂や信号等があり実際に歩いてみますと徒歩10分を超えるケースもありましたので徒歩8分をひとつの目安にしております。

徒歩10分を超える「立地」は私の価値観では「戸建」向きの地域であり「マンション」の良さである利便性が無くなってしまう「立地」と思っております。

また,崖の上や下の立地も「良識あるマンション」の立地とは言えないと思います。

次に,マンションを選ぶ際に大切なのが「良識」ある「事業主」(売主)です。
たまに,販売会社を「事業主」と勘違いされる方がいらっしゃるので注意して下さい。
物件概要書の「事業主」(売主)欄に会社名が書いてありますのでそこを良く見て下さい。

「良識」ある「事業主」を判断するのは大変ですがその点をおろそかに致しますと「良識あるマンション」の購入は難しくなります。

毎年,供給量が多いからとか,有名だからと言う理由では「良識」ある「事業主」とは言えない会社も多々有ります。

私の経験ではどんなに良い設計事務所やゼネコンの設計部が設計したマンションでも「事業主」の価値観が色濃く反映されて設計事務所やゼネコン設計部の良い所が出ていないケースが多いので「事業主」の選定が大切だと思っています。

発注者と受注者の力関係が如実に出てきますので,発注者である「事業主」が「良識」ある価値観を持っている事が大切です。

「良識」ある「事業主」の判断方法はまず沢山のマンションのモデルルーム・販売事務所に行き目を肥やす事です。

あとは,友人や知人の中に不動産関連の会社に勤務されている方に購入予定のマンションの「事業主」の評判を聞く事です。

それでもわからない場合は「セカンドオピニオン」としてのコンサルタント事務所に聞かれるのが手っ取り早いと思います。

「良識あるマンション」はこの2点が最重要項目ですのでまずこの2項目をじっくりと検討してから商品企画内容,価格の妥当性や建設会社の吟味をして下さい。

次回101号からはまた,このコラムをお読みになっている方に判り易く「良識あるマンション」の判別方法を御説明いたしますので楽しみにしていて下さい。

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