マンションデベロッパー業界がすべきこと(05-12-6)

ヒューザーの件で分譲マンション業界の信頼は大きく揺らいだ。
「専業デベでは駄目で、総合デベでないと安心できない」と言う人がいるが、果たしてそうだろうか?
総合デベロッパーとはビルなどを保有したり、運営や仲介といったフィービジネスも行っているため、マンションの売れ行きは1セグメントに過ぎないのでその影響を受けにくく、長期的な信用に重きを置いた経営を行っている。

しかしながら、財閥系のうち、三井不動産は分譲マンション事業を不動産販売とともに分社化するし、三菱地所は藤和不動産に出資し、ビル事業からの切り離しが容易な状態となっている。そうなると、マンションを手掛ける総合デベロッパーは一層少なくなる。

デベロッパーの信用度や品質に隔たりがあるので、業界を一括りにするのにはまとまりが無さ過ぎる。
瑕疵担保責任がありながら、体力の無い企業が10年後まで存続する可能性を考えると荒唐無稽に映るし、実質的には売主は施工会社に瑕疵を押し付ける傾向があることから、施工会社の存続も疑問だ。
例えば、「メジャー7」などのグルーピングで、相互に補完し合う保険となる仕組みを作り、安心を売るようなことが期待される。
企業信用リスクの加味した現実味のある仕組みを急いでもらいたいものである。

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