ファンド出資のデベロッパー(5/28)

近頃、リスタートが必要なデベロッパーにファンドの資金が入ることがあるが、成功した例がない。
マンション不況に突入したというタイミングの悪さはあるものの、そもそもマンション専業デベロッパーでは市況の悪い時に事業を持ちこたえるだけの体力も仕組みもない。
マンション専業デベロッパーは倒産するリスクがかなり高いのは否定しようもない事実で、これに有効な回答を見出した企業はないに等しい。

儲かる時には大きな金額が動くので、上場企業になることは他の産業よりも容易である。
それゆえ、ファンドも手を出すのだろうが、開発事業に思い入れがない者がリスクヘッジの手法もなく参入するのには反対したい。
実際、市況のいい時に私のところに相談に来られて、反対したにも関わらず出資した会社もあった。

私が今興味を持っているのはマンション開発の事業リスクをヘッジする仕組みが作れないかということだ。
私はある程度できるものと考えている。これから協議を重ね、実際のプロジェクトとして成功に導ければこれ以上のことはない。
そして、この実績でもって、金融機関主導で融資の仕組みを練り上げたいと思っている。
事業をしている側は土地購入を自重できないが、融資が出なければ土地は買えない。
すべてのステイクホルダーは学ばなければならない時期に来ている。

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