売主別販売期間(11/4)

売主毎に販売期間は異なるもので、これは販売時のポリシーを色濃く反映したものとなっている。

一般論で言うと、販売期間は短い方がいい。
なぜなら、販売管理費に当たる費用が削減されるからである。例えば、人件費・広告費・モデルルームの地代など、期間が長引くと膨らんでいくものは多い。
このため、こうした手法を取る会社は製販一体のところが多い。(人件費が大きい)
例えば、野村不動産やコスモスイニシアが代表格となる。
販売管理費を削減できれば利益率向上に寄与することは間違いない。
そのため、如何に販売期間を短くするかで知恵が絞られる。
モデルルームのプレオープン時に概算価格を提示しての反応を集めて、一定期間に売れる値段を設定していくのは効果的な常套手段となる。

逆に、竣工時期に丁度売り切ることを良しとする会社もある。
販売管理費よりも売上を最大にすることに重点を置くと、こうした判断になる。
竣工前に売切れてしまったら、「安過ぎた」と判断するのである。
こうした考えを取るひとつの理由は、販売会社との契約がある。期間がどうあれ、販売を委託するコストはほぼ一定となると、何も早く売る必要性は低い。
こうした販売方法を取る代表格は住友不動産である。

どちらがいいというのは一概にいい難いが、現在の市況に向いているのは前者ということになる。
販売リスクが高く、売れ残る確率が高い時期には、それを極力回避するのが、望ましい。
逆に、売れ行きがいい時に即日完売してしまうのは「もっと高く価格設定できた」という反省を伴うことになる。

2007年に発売された物件の販売期間を順番に並べたので、参照されたい。
どの会社が成功しているのか、業界関係者には興味深いものであろう。
https://www.sumai-surfin.com/producer/hanbai_2007.php

ちなみに、2008年発売のランキングを作ってみたが、いまだに販売中のものが多く、期間計算ができないので、公表に適さないと判断した。

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