神奈川県綾瀬市のマンションの解説

市域外縁部に市街地が形成される独特な都市構造は景観法に守られる街
 神奈川県綾瀬市は、神奈川県のほぼ中央、都心から約40kmに位置し、東西4.2km、南北7.6kmと南北に長く、総面積は22.14平方キロメートルだ。西に大山・丹沢連峰を望み、遠く富士の秀峰を仰ぐことができる。神奈川県内の海老名市・大和市・藤沢市と隣接している
 地形は、市内を北から南へ緩やかに流れる蓼川、比留川、目久尻川の3河川による河岸段丘と平坦地によって形成されていて、気候は比較的温暖だ。
 市北東部には行政面積の約6分の1を占める厚木基地がある。

神奈川県・綾瀬市のマンション
綾瀬市の2018年1月現在の人口は、8万4250人。総世帯数は3万4100世帯である。現在でも市の人口は緩やかに増加を続けている。

鉄道が通る、駅のない市「あやせ」
 鉄道の駅が市内に無いことが綾瀬市最大の問題で、「鉄道が通る、駅のない市」と指摘されることが多い。が、しかし、海老名市にある相鉄本線の「かしわ台駅」は綾瀬市の北端から約100mの位置にあり、小田急線の「海老名駅」「長後駅」、相鉄本線「相模大塚駅」なども利用することが可能だ。
 鉄道駅が無いかわりにバスが充実しており、市内外に向けて多くのバス路線が確保されている。「綾瀬市役所バス停」からは頻繁に海老名駅などへ向かうバスが出ており、無料のコミュニティバスも運行され、多くの市民に利用されている。

 また、東名高速道路・綾瀬バス停付近に、「綾瀬スマートインターチェンジ」の建設計画があり、東名高速道路から綾瀬市へ直接降りることが可能になる予定だ。ただ、綾瀬インターチェンジが設置された場合、渋滞や生活道路に流入するクルマが多くなることが懸念されており、近隣住民が反対運動を行なっているため着工には至っていない。

自然特性を活かした景観法に基づく景観行政団体「あやせ」
 神奈川県綾瀬市は、市域外縁部からドーナツ状に市街地が形成されており、市の中央部は広大な農地を有し、低地部を流れる河川沿いには、連続した斜面樹林や集落が点在した特徴的な都市形態となっている。
 農産物は、四季にちなんだ数十種の野菜を栽培しており、なかでもトウモロコシとブロッコリーは、市内の直売所でもよく売られているなじみの深い特産物だ。また、綾瀬市といえば養豚の高座豚が有名であり、高座豚のハムの製造にも力を入れている。

 近年、市内はタウンセンター計画により、市役所周辺には住宅地や飲食店などが建ち並び、2005年3月には、サミットストア、ノジマ電器、くまざわ書店、ダイソーなどをキーテナントとした大型商業施設「綾瀬タウンヒルズSC」が開店するなど都市化の波が広がっている。

 綾瀬市は、その特徴ある景観を守り、良好な景観形成を図るため、2010年(平成22年)4月から景観法(平成16年法律第110号)に基づく景観行政団体になった。

 都市景観づくりの目的は、美しさや潤いのあるまちを目指すだけでなく、地域に備わっている自然特性や歴史的資源などを活用して、それぞれの地域の個性や特色を生かすことにより、街のイメージを向上させる。同時に、そこに住む人々の地域への愛着や誇りを育むことにも繋がる。  綾瀬市では、特徴である豊かな自然を活かしたゆとりのある都市空間の創出を目指した景観形成を進めるとともに、景観法に基づく景観計画を定め、市民とともに施策を推進することで、綾瀬の景観を守り、つくり、育て、次世代に継承していく考えだ。

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