神奈川県川崎市高津区のマンションの解説

■川崎・高津区のマンション
 2015年、川崎市高津区で販売された新築マンションは111戸。同区で2015年に販売された新築マンション相場価格は4150万円〜5260万円だった。同区内の中古マンション相場価格は347万円~4810万円。
 川崎市高津区の2016年12月現在の人口は、22万5747人。総世帯数は10万9223世帯だった。同区の総面積は16.36平方キロメートルである。

高津区は、細長い川崎市のほぼ中央に位置し、多摩丘陵の緑と多摩川の水辺など豊かな自然に恵まれたエリアだ。江戸時代に庶民のブームとなった「大山詣」の宿場町として発展し、その後は江戸に物資を運ぶ大切な輸送路として栄えた。
 人々の交流を通して商業が栄えるともに、数多くの文化人を生み出した街で、歌人・岡本かの子や陶芸家で人間国宝の濱田庄司の生誕地として知られる。また、芸術家・岡本太郎ゆかりの地でもある。

 高津区は、溝口駅を中心に商業施設が集積して賑わう高津地区、豊かな自然があり、都市農業が盛んに行なわれ、さまざまな史跡など歴史資産を有する橘地区に分けられる。
 また、子母口貝塚や由緒ある神社仏閣など、歴史的・文化的資源にも恵まれている。国登録有形文化財である「二ケ領用水久地円筒分水」や市で初めて国史跡に指定された「橘樹官衙遺跡群」、歴史的な街道「大山街道」など多くの地域資源が点在している。

 高津区は川崎市の商業的の中心として栄え、東急田園都市線「溝の口駅」やJR南武線「武蔵溝ノ口駅」を中心に、区の東側で再開発が進んだ。鉄道だけでなくバス路線網も発達しているので、川崎市内のみならず、横浜や東京都心への通勤通学やショッピングに便利なエリアである。

 1972年(昭和47年)、政令指定都市に移行に際して、川崎5行政区のひとつとして誕生し、1982年(昭和57年)の行政区再編で、宮前区が分区して現在の高津区となった。
 住宅地のイメージが強い高津区だが、市内で2番目に事業所数が多く総事業数に占める製造業の割合が最も高い地域であり、工場のほか、数多くの研究開発型企業が集まる。機械・食品工業の工場が多く、下野毛地区には中小規模の町工場がある。
 NECプラットフォームズやクノール食品の大規模工場などの製造業の事業所が多い。また、キヤノン、あすか製薬、富士通ゼネラルなどの研究施設が集積し、川崎のモノづくりを支える技術産業が集まる。国内最大規模のベンチャー支援施設である「かながわサイエンスパーク(KSP)」もあり、モノづくりの街として発展を続ける。
 関東および北海道を中心に書店チェーンを展開する文教堂の発祥の地であり、溝口に本社を構えている。

 国道246号、同409号、府中街道などの主要道がとおり、隣接する宮前区には、JR武蔵野線貨物ターミナル駅があり物流拠点として好立地であるため、日本通運、トナミ運輸、佐川急便などが拠点を設けている。

 区南部の橘地区では、豊かな自然を活かした野菜づくり農業も盛んで、近隣の消費地に出荷するとともに、地産地消に則って川崎市内の学校給食の食材としても使われている。

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