東京都武蔵野市のマンションの解説

■東京・武蔵野市のマンション
 2015年、東京・武蔵野市で販売された新築マンションは83戸。同区で昨年販売した新築マンション相場価格は6030万円〜6790万円だった。同区内の中古マンション相場価格は4420万円~6070万円。
 2016年10月現在、武蔵野市の人口は、武蔵野市の発表によると14万3864人。そのうち外国人は2774人。総世帯数は7万5269世帯。人口密度は非常に高く、東京都市町村でナンバーワンの1万2990人/平方キロメートルだ。なお、23区の人口密度は1万4156人/平方キロメートル。

 武蔵野市のホームページでは、「施策の計画・展開にあたって、早くから市民参加を掲げ、先駆的に取り組んできました。(中略)緑豊かな住宅都市と教育・福祉・健康・文化・スポーツ・情報などの生活型の産業が高度に集積して、調和した“生活核都市”として発展し、住んでみたい街としてそのイメージが定着している」と高らかに宣言している。
 本年は恵比寿に首位の座を明け渡したが、長年「住みたい街ナンバーワン」とされてきた吉祥寺を核として人気の自治体として自負が伝わる。

 武蔵野市は、市内を東西に貫通するJR中央線に沿って大きく3つの地区に分かれる。前述したように、市の玄関としてデパートや専門店などの商業集積をもつ吉祥寺圏。三鷹駅から北側に伸びる文化・行政のゾーンの中央圏。JR武蔵境駅を中心に、亜細亜大学などの文教施設と、中核病院である日赤病院をもつ武蔵境圏である。彼の大戦前、同市は中島飛行機のエンジン工場(武蔵製作所)とともに発展してきた経緯がある。現在、その製作所本館跡地に市役所がある。

 同市HPには、「市内には芸術家や事業家・学者などが多数居住しています。市民の意識も高く、水準の高い行政が求められることと、堅固な財政基盤を背景に、全国でも指折りの先駆的な施策を展開してきました」と、やや鼻持ちならない表現が随所に散見され、自治体のプライドの高さが伝わってくる。

 東京多摩地域の自治体の多くは上水道を東京都水道局に委託しているが、武蔵野市は独自の水道を運営している。これも大きな同市の特徴だ。地下水が豊富で、同市内の井戸水と水資源機構が管理する利根川水系の河川水を使う。

 武蔵野市といえば、その中心は吉祥寺だが、「吉祥寺」という名の寺はない。ただし、安養寺・光専寺・蓮乗寺・月窓寺という4軒の寺が集まる寺町だ。名前の由来となっている「吉祥寺」は、現在、文京区駒込にある。明暦の大火で当時、小石川水道橋外にあった吉祥寺門前町の住人が焼け出されて住居をなくし、この地に移住し、この地を吉祥寺と名付けたことが始まり。

 今では全国でも人気のショッピング街区に発展し、非常に来街者の多い街だ。東急百貨店やパルコなどの大型商業施設とアーケード街、駅ビルや個性的な商店が共存している。戦後にヤミ市としてにぎわったハモニカ横丁の建物や通りは、進化を続けるまちの中で懐かしさを感じさせてくれるユニークな一角で、“昭和”を感じることができる。

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