東京都板橋区のマンションの解説

■板橋区のマンション
 2015年、東京・板橋区で販売された新築マンションは1019戸。同区で昨年販売した新築マンション相場価格は3640万円〜5470万円だった。同区内の中古マンション相場価格は2880万円~4450万円だ。

 2016年10月現在、板橋区の人口は、55万6859人、うち外国人は2万2002人だ。総世帯数は29万7540だ。15~24歳の若者の構成比が高く、練馬区に次いでナンバー2。板橋区には意外に若者が多いのだ。東京の若者の分布は、15~19歳が多い区では20~24歳が少なく、逆に20~24歳が多い区では15~19歳は少ないという傾向がある。が、板橋区は15~19歳が5位、20~24歳が6位とバランスが取れているのが特徴だ。

 板橋区は、東京23区の北西部に位置し、面積は32.22平方キロメートル(平成26年全国都道府県市区町村別面積調)だ。東京23区中で9番目の面積を持つ。平均海抜30メートル前後の武蔵野台地と、荒川の沖積低地で形成されている同区の地形は、おおむね北部が低地、南部が高台となっている。北の荒川、西の白子川で埼玉県に接する。

 板橋区を有名にしたのが高島平団地。1972年から入居がはじまり、高島平二丁目の約3分の2、高島平三丁目の約2分の1の面積が高島平団地となった。ちなみに高島平二丁目が賃貸、高島平三丁目が分譲である。団地以外の高島平全体の一丁目から九丁目まで戸建て新興住宅地で、それまで一面の田んぼ地帯は、高島平団地のみで2万人以上、高島平全域で5万人の人口を抱える一大住宅地が出現した。

 区内は住宅地が多いが、北部地区は大田区とならぶ東京で有数の工場地帯でもある。ただし、大田区の工場地帯とは大きく性格が異なり、中小企業がリードする大田区とは違い、板橋区は大規模工場が多い。このため、事業所数は9位だが、従業者数、製造品出荷額は大田区に次いで第2位。しかも1事業所当たりの従業者数や1事業所当たりの製造品出荷額は23区中トップとなる。
 事業内容をみると、圧倒的な総合力をもつ印刷業が占める。70年以上の伝統を持つ業界2位の凸版印刷をはじめ、500カ所超の印刷事業所が区内にあるという。

 板橋区で工業が発達したのは、明治時代に陸軍の火薬工場が始まりとされる。その火薬と並んで発達するのが、光学機器メーカー。旧ペンタックスやタニタなどの一流メーカーの拠点・本社がある。また、1920年代にエスビー食品がカレー粉の量産をスタートさせたのも同区内で、その後生産拠点は移転したが、跡地には、同社スパイスセンターとして本社が置かれている。

 板橋区は大規模先進医療施設の集積地でもある。病院の病床数が23区中ナンバーワン。日本大学と帝京大学のふたつの大学附属病院、旧都立の豊島病院、東京都健康長寿医療センターなど大病院が多い。病院病床数は1万床近くあり、2位以下を大きく引き離す。

 冒頭で述べた、若者人口の多さと大規模工場群、先進医療施設の集積によって、板橋区勤労者の5割は、同区内で就業しているとされる。

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