東京都豊島区のマンションの解説

■豊島区のマンション
 2015年、東京・豊島区で販売された新築マンションは69戸。同区で昨年販売した新築マンション相場価格は5030万円〜8300万円だった。同区内の中古マンション相場価格は4890万円~7530万円だ。

 2016年9月現在、豊島区の人口は、28万3660人、うち外国人は2万6157人だった。総世帯数は17万4385人だ。非常に単身世帯が多いのも特徴だ。
 2010年以降、東京23区のなかで人口密度ナンバーワン。現在の人口密度は1平方キロメートル当たり2万1803人となっている。つまり、日本一の人口密度を誇る自治体(2016年4月現在)ということ。町名別では、東武東上線で池袋からひとつ目の「北池袋駅」付近で、池袋中学校周辺の池袋本町4丁目の人口密度が最高で3万8199人だ。

 東京都心3区といえば、中央区、千代田区、港区だが、都心5区と表現する際は、この3区に新宿区と豊島区が加わる。日本で第2位の乗降客を誇るターミナル、池袋駅を中心にした百貨店に旗艦店や大型SCなどの大規模商業施設が集積する商業の街だ。その商圏は、西武池袋線や東武東上線、JR埼京線沿線にまで伸び、埼玉県西部をほとんど飲み込むほど大規模だ。
 駅周囲にはサンシャインシティや豊島区役所などの超高層ビルが建ち並び、旧区役所跡にも超高層ビル群と8つの劇場を含んだ国際的な賑わい拠点が建設されている。
 池袋駅西口でも三菱地所による再開発事業が進められており、3棟の超高層ビルが建つ予定だ。

 豊島区といえば、南長崎にあった今はなきアパート「トキワ荘」を挙げないわけにはゆくまい。手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫、石ノ森章太郎らの、後に漫画界の巨匠といわれる人物が、若い頃に集結して捜索活動の拠点とした木造アパートだ。今も多くの漫画ファンにとって“聖地”となっている。「トキワ荘」が象徴するように、この豊島区も中野区と同様「木賃ベルト地帯」を抱えるエリアだ。
 一方で、豊島区には高級住宅街として知られる学習院大学周辺の目白エリアのようなところもある。
 大規模な「木賃ベルト地帯」を抱える故か、豊島区はマーケティング用語で「M1層」と呼ばれる20歳~34歳の男性の割合が中野区に次いで多い。一方で、同じ世代の女性「F1層」は、それほど多くない。こうした側面で単身の“青年の街”といえる。

 日本の「国花」であるサクラの代表「ソメイヨシノ」は、豊島区で誕生した。緑の若葉が出る前に、木全体を覆うように淡紅白色の花をつけるソメイヨシノ。その起源には謎が多く、従来から諸説あったが、最新の遺伝子解析による研究の結果、ソメイヨシノの起源はエドヒガンザクラ(母種)とオオシマザクラ(父種)の交配によって、生まれたということがわかっている。
 栽培の歴史は比較的新しく江戸時代後期。現在の豊島区駒込から巣鴨の旧染井村が発祥の地だ。この染井村の植木屋が、「吉野」の名で売り出した植木とされている。後に奈良の吉野山のヤマザクラと混同しやすいので、明治33年に「染井吉野」という名前に改められた。一般に桜と言えば、ソメイヨシノを指すほど日本全国に広まっている。

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