東京都杉並区のマンションの解説

■東京・杉並区のマンション
 2015年、東京・杉並区で販売された新築マンションは754戸。同区で昨年販売した新築マンション相場価格は5060万円〜8690万円だった。同区内の中古マンション相場価格は4400万円~7330万円。静謐な住宅街の比較的低層なファミリーむけマンションが人気だ。

 2016年9月現在、杉並区の人口は55万7930人、うち外国人は1万3745人、31万3023世帯が住む。ほぼ区全域が武蔵野台地の上あり、東京23区の西端に位置する。面積は34.06平方キロメートルと23区中8番目の広さを持っている。杉並区は、善福寺公園などを有する比較的自然に恵まれた住宅都市としての性格をもちながら成長してきた。
 杉並区の地名の由来は、江戸時代初頭、成宗村・田端村の領主であった岡部氏が、領地の境界のしるしとして、青梅街道に沿って植えた杉並木の存在が挙げられる。その杉並木は明治前に姿を消したが、「杉並」の名は村名として採用され、町名、さらに区名となって現在に至る。

 同区の中央を東西に横切るのがJR中央線。東の高円寺駅から、阿佐ヶ谷駅、荻窪駅、西荻窪駅までが杉並である。JRのほかに京王線、同井の頭線、西武新宿線が横断し、東京メトロ丸の内線が乗り入れる。

 大正時代後期、大根畑が広がる杉並の村に大工場がやって来た。馬車や牛馬が行きかう青梅街道沿い荻窪で、飛行機のエンジンを製造する中島飛行機東京工場だ。中島飛行機は戦後に分割されて、三鷹の施設は富士重工業に、この荻窪工場は、1954年にプリンス自動車に姿を変えていく。そのプリンス自動車も1965年に日産自動車に吸収合併となり、当施設は日産工場となる。

 2001年、日産はこの土地をUR(独立行政法人都市基盤整備機構・旧都市基盤整備公団)に売却。現在、杉並区住民の安全を守る防災公園「桃井原っぱ公園」に生まれ変わっている。日産は、土地売却にあたり、永いあいだ世話になった地元住民/杉並区/行政機関に貢献する施設づくりを希望した。そして公共性の高い土地利用が実現できるものとして、杉並区の意向を踏まえ、多くの売却候補の中からURに土地利用計画の協力を依頼し、売買契約を結んだとされている。日産工場跡地には桃井原っぱ公園に隣接して民活で分譲マンションや賃貸住宅、商業施設などが集積している。

 一方で杉並区はべつの顔をもっている。日本のアニメ制作会社は、全国に約200社あるとされる。杉並区内にはこのうちの約70社が集積し、市区町村別では全国で2番目の多さだ。杉並区では、基本構想(2012年度から2021年度)のなかで、アニメ産業が成長していることを10年後の姿として描いている。
 11年前にオープンした「杉並アニメーションミュージアム」は、「日本のアニメの歴史」から「これからの日本のアニメ」までアニメ全般を総合的に紹介する施設。入場は無料。

 杉並区というと住宅地という印象が強いが、丸美屋食品やサミットストア、アメリカンエクスプレス日本など、ここに本社を構える企業も少なくない。

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