東京都江東区のマンションの解説

■東京・江東区のマンション
 2015年、東京・江東区で販売された新築マンションは2124戸。この数字は、中央区、品川区に次ぐ3番目の供給戸数となる。急速に開発が進められる豊洲エリアにおけるマンション建設が牽引しているようだ。同区で昨年販売した新築マンション相場価格は3830万円〜6730万円だった。同区内の中古マンション相場価格は3790万円~7100万円。

 江東区は隅田川と荒川に挟まれたデルタ地帯で東京湾に面する。「江東区」との名称は、隅田川の東に位置するという地理的な意味から、辰巳区、東区、永代区などの候補のなかから選んだ名称だ。江東区の「江」は深川、「東」は城東の意味も含む。江東の地名は、古くは江戸時代から使用されており、当時の江東という地域は、本所地区または深川地区を指す意味と、広く隅田川の東部を指す意味があったという。
 江東区は、江戸時代初期から始まった埋め立てで発展する。慶長期(1596~1615年)に深川八郎右衛門が森下周辺の新田開発を行い、深川村を創立。また、万治2年(1659年)に、砂村新左衛門一族が、宝六島周辺の新田開発を行ない、砂村新田と名づけられた。

 区内を縦横に走る河川を利用しての木材・倉庫業、米・油問屋の町として栄え、社寺の祭礼、開帳などの年中行事を中心に、亀戸など江戸市民の遊興地としても賑わう江戸文化の華を咲かせた。
 区西部の中心地である門前仲町(通称もんなか)は、古くから栄える街で富岡八幡宮、深川不動など神社仏閣が多い。ちなみに町名は富岡八幡宮の門前町として17世紀ごろから町屋がつくられたことに由来する。現在でも「深川」というと門前仲町界隈を連想しやすい。古くからの商店街は江戸情緒たっぷりの街並みといえる。

 一方、1990年代から臨海副都心開発が進んだ有明や青海などの通称「お台場」と呼ばれるエリアは、ほとんどが江東区で、観光地、ビジネス街として栄える。有明には年間、約1500万人が訪れる日本を代表する大規模イベント施設の東京ビッグサイト、東京ファッションタウン(TFT)などのほか、ホテル、オフィスビルなどが林立する。2020年に開催する東京オリンピックの競技会場やメディアセンターの予定地にもなっている。

 区南部の中心地である豊洲地区は以前、造船場などの工業地帯として栄えたエリアだ。しかし、現在は再開発が進み、人口が爆発的に増加。高層マンション・高層ビルなどが多い。複合商業施設「ららぽーと」や大企業の本社も複数ある。現在(2016年9月)、大きな問題となっている築地「東京中央卸売市場」の移転先も同エリアにある。

 2016年9月現在、江東区の人口は50万4819人で、そのうち外国人は2万5391人だ。

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