東京都台東区のマンションの解説

■台東区のマンション
 2015年、東京・台東区で販売された新築マンションは475戸。同区で昨年販売した新築マンション相場価格は4430万円〜6200万円だった。同区内の中古マンション相場価格は4290万円~6040万円だ。
 2016年9月現在、台東区の人口は、19万3220人、うち外国人は1万4401人だった。総世帯数は11万3414人だ。

 台東区は、東京23区の中心よりやや東側に位置し、南は千代田区と神田川を隔てて中央区に接し、西は文京区、北は荒川区、東は隅田川を境にして墨田区に隣接する。昔からの商町屋や問屋街が並ぶなかに、それほど大きくない工場が点在する下町情緒あふれる街だった。その工場が市街化に伴ってマンションに建て替えられてきた。面積は、10.11平方キロメートルと23区で最も狭く、23区の1.6%を占めている。区内は全般に商業地が多く商業系が8割、純粋な住居系が2割となっており、「卸売業」の事業所数4200は23区の中で中央区に次いで多い。純粋な住宅地は少ないため住宅供給量も多くはない。
 住宅街は、池之端、蔵前、松が谷、入谷、下谷2丁目、根岸3丁目、北上野あたりに集中する。

 台東区は東京でもっとも古い市街地のひとつだ。なかで上野や浅草は都内随一の観光地であり、浅草の浅草寺は建立1400年の歴史を誇る。江戸期には時代を彩る町民文化である元禄文化が花を開く。
 観光地として23区随一の同区は、海外からの来街者に対するおもてなしも忘れていない。宿泊施設の数が突出しているのも象徴だ。「ホテル」74、「旅館」166、「簡易宿所」171、それらの総計411。これはいずれも都内最高だ。また、9カ国語で案内する「台東区無料公衆無線LAN(Taito Free Wi-Fi)も観光客に好評で、この7月からは1日の接続回数が無制限となった。

 昔から商工業も盛んなエリアだ。江戸時代より商工業の中心地として、人口と産業が高度に集積し、比較的小規模な手工業や製造業、それらの生産の流通を担う問屋・卸売業の集積地として発展した。
 明治に入ると上野公園周辺に日本を代表する博物館や美術館が建設された。先般、ル・コルビュジュが設計した国立西洋美術館が世界遺産に登録されたばかり。

 財団法人古都保存財団が選定する「美しい日本の歴史的風土100選」で、次世代に引き継ぐべき日本の歴史的風土の好例として、上野公園周辺や寛永寺、谷中の街並みが選ばれた。公園や緑地が随所にあり自然環境は良い。区内の至る所に桜並木が植えられており、上野公園や隅田川周辺だけでなく住宅地・商業地などあらゆる場所に桜の木が植えられている。

 三社祭、浅草流鏑馬、入谷朝顔まつり、酉の市といった広く知られる伝統的な祭事から、隅田川花火大会、浅草サンバカーニバルに至るまで、とにかくイベントが盛んな街でもある。

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