東京都千代田区のマンションの解説

■東京・千代田区のマンション
 2015年、東京・千代田区で販売された新築マンションは886戸。千代田区で昨年販売した新築マンション相場価格は6450万円〜1億2420万円だった。中古物件マンションの人気も非常に高く、番町や麴町を中心に建設された千代田区内の中古高級マンション相場価格は6140万円~1億3310万円と、高値で安定している。都心志向のマンション需要が根強いことの証明か。番町や麴町は、江戸時代徳川幕府の旗本御家人らの武家屋敷が建ち並んでいた街区。明治維新後、武家屋敷跡に明治政府の官僚などが移り住んだことから高級住宅街となっていった街だ。

 千代田区の名称は、江戸城の別名「千代田城」に由来する。同区の中央に皇居が位置し、同区面積の15%を占める貴重な緑地となっている。
 千代田区は江戸幕府の政治の中心地であり、明治維新後も新政府は霞ヶ関や永田町などの大名屋敷跡に官庁街を築き、日本の政治・行政機能の中心が置かれた。

 東京・千代田区の人口は2016年9月現在、5万9516人で、そのうち外国人は2661人だ。総世帯数は3万3541世帯で、外国人のみの世帯は1675、日本人と外国人の混成世帯は411となっている。

 前述したように明治以降同区の番町・麴町など武家屋敷跡に高級官僚や大企業の役職者などの高額所得者が新たな住民として流入、高級住宅街を形成する。1919年(大正9年)の第1回国勢調査では、その人口22万人となっていた。
 しかし、関東大震災や先の大戦被害で、同区の人口は1995年まで減少が続き、3万4780人となったが、そこから増加傾向に転じた。ただ、千代田区の発表によると、2016年9月現在、居住する住民がゼロの街区、つまり住民がゼロの町内は丸の内2丁目や大手町2丁目、霞ヶ関1丁目・2丁目など8街区におよぶ。ちなみに、いちばん住民が多い町内は高級マンションが並ぶ一番町で3443人、次いで三番町の3274人となっている。

 神田地区は江戸時代から幕府御用の儒学者が集まる昌平校や学者の私塾が多数集まる学問の街となった。その影響からか、近代以降も明治大学や日本大学、法政大学などの私立大学のほか、有名私立小学校、中高一貫校などが多数立地して学問の盛んな文教地区となっている。

 丸の内地区は1891年(明治23年)に三菱財閥に払い下げられ、霞ヶ関などの官庁街に隣接したビジネス街として開発。その立地の良さから都市銀行の本店や商社など大企業の本社、大手新聞社などが集積。日本経済の中心地となる。

千代田区のマンションをもっと見る

連載コラム

特集

もっと見る