千葉県浦安市のマンションの解説

■千葉県・浦安市のマンション
 2015年、千葉県・浦安市で販売された新築マンションは255戸。同市で昨年販売した新築マンション相場価格は4670万円〜4700万円だった。同市内の中古マンション相場価格は3480万円~3590万円。
 2016年10月現在、浦安市の人口は、浦安市の発表によると16万6233人。総世帯数は7万7170世帯だった。

 同市は、東京湾の奥に位置し、東と南は東京湾に面し、西は旧江戸川を隔てて東京都江戸川区と、北は千葉県市川市と接している。
 1889年(明治22年)に町村制施行にともない、堀江、猫実、当代島の3村が合併して「浦安村」となり、1909年(明治42)年に「浦安町」となった。東京に近いにもかかわらず、三方を海と川に囲まれた陸の孤島であり、漁業を生業とする村だった。その後、大正、昭和を迎えるも戦前までは大きな発展はなかった。

 しかし、1962年(昭和37年)に中心産業だった漁業権の一部を放棄、1964年(昭和39)年から始まった埋め立て事業を契機に、浦安は大きく姿を変える。1969年(昭和44)年に営団地下鉄東西線が開通。1971年(昭和46年)から第2期海面埋め立て事業が行なわれ、かつての4.43平方キロメートルだった小さな浦安町の総面積は、約4倍に拡張し、現在の16.98平方キロメートルとなり、急速に都市化が進んだ。

 1981年(昭和56年)4月に市制が施行され「浦安市」が誕生した。1983年(昭和58年)には東京ディズニーランド(TDL)がオープン。その後もTDL周辺地区に大型リゾートホテルなどが建設され、国際色豊かな街となった。余談だが、浦安市の成人式は、ディズニーランドで行われることでも有名。1988年(昭和63年)12月にJR京葉線も開通し、新浦安、舞浜の駅周辺の整備も進み、浦安は東京ベイエリアを代表する都市として発展している。

 計画的に開発が進められてきた街だけに、道は広く街区は碁盤の目のように区画整備され、駅前にはマンション、その先には戸建て住宅が広がる。街路樹もゆきとどいた近代的で整然とした街並みとなっている。


 近年、浦安市は財政力指数において常に全国で上位にあり、2012年には市として全国トップとなるなど、非常に財政的には豊かな自治体である。東京都心までに短い通勤時間や、市内に東京ディズニーリゾートが所在すること、計画的に整えられた住環境が注目され、マンション建設が相次ぐ。新町のマリナイースト地区地権者は、都市再生機構などで、開発計画に則した街づくりが進められている。
 しかし、市の7割以上を占める埋立地は地盤がかなり弱く2011年の東日本大震災では液状化現象によって市の想定を上回る甚大な被害を受けた。

 オリエンタルランドが運営するディズニーリゾートの高い知名度のおかげで、市の財政があたかもそれに依存していると思われがちだが、市は埋立事業の開始当初から「住宅地の造成」「大規模遊園地の誘致」「鉄鋼流通基地の形成」を市の運営3本柱として計画的に開発を進めた。結果、個人市民税と固定資産税で8割程度の歳入を得ている。オリエンタルランドを含む法人税収入は例年1割程度だとされる。


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