千葉県松戸市のマンションの解説

充実した鉄道インフラを背景に発展した、首都圏の典型的な住宅都市
 千葉県松戸市は、西に江戸川を挟んで東京都葛飾区、埼玉県三郷市に隣接し、南側は千葉県市川市、東側は同鎌ケ谷市、東側から北側にかけて同柏市・流山市と接している。同市の市域面積は61.38平方キロメートルだ。

 松戸市は、東京都心から20km圏に位置し、千葉県の東葛地域(北西部)の一翼に位置する。都心まで電車で30分ほどの距離で比較的至便なことから、1960年代から大規模住宅団地が市内各地に造成され、郊外型の住宅開発が進んだ。また、常磐線・新京成線のターミナル駅周辺に商業施設などが集積。典型的な首都圏のベッドタウンとして発展してきた。

千葉県・松戸市のマンション
 2016年、千葉県・松戸市で販売された新築マンションは437戸。同市で昨年販売した新築マンション相場価格は、3510万円〜4259万円だった。同市内の中古マンション相場価格は826万円〜3960万円。

 2017年8月現在、千葉県・松戸市の人口は、同市の発表によると49万3841人。総世帯数は23万2979世帯。県内で千葉市、船橋市に次いで3番目の人口を持った自治体だ。
 1943年(昭和18年)の市制施行当時4万人だった人口は、1961年(昭和36年)から1979年(昭和54年)まで、毎年1万人以上の人口増加が見られた。 1980年(昭和55年)には40万人を突破し、首都圏の住宅都市として発展した。

 船橋市は、全国の市のなかで政令指定都市、中核市、特例市のいずれにも指定されない市で、もっとも人口が多い自治体だ。2015年までは八王子市だったが、同市が中核市に指定されたため松戸市がトップとなったわけだ。
 なお、2008年に政令指定都市移行による効果や影響、意義などについて、具体的な検証を行なうため、松戸市と柏市の2市による政令指定都市研究会を設立した経緯がある。

江戸時代、農村だった松戸が、水戸街道の要衝として発展
 江戸幕府が成立したころの松戸市域中心の松戸村は、ほとんどが農村だった。1609年(慶長14年)あたりから松戸村に寺院が建立されはじめ、松戸村七ヶ寺院がつぎつぎと建立。そして、松戸は江戸に近く水戸街道の要衝でもあったことから、幕府の政策により天領とされ、幕府直轄領となっていた。
 同時に幕府の交通施策による公的な宿として松戸宿が設置され、松戸宿に入る手前の金町村岸には、「金町松戸関所」が置かれるなど、松戸は水上輸送の経由地、周辺の流通・経済の中心地として発展した。

 松戸市の中心部は、水戸街道の宿場として栄えた。1943年(昭和18年)に東葛飾郡松戸町、高木村、馬橋村が合併して松戸市が発足した。
 現在の松戸駅西口に位置した旧宿場は、古くから市の商業拠点として賑わっていた。

 地名の由来は諸説あるが、同市公式HPによれば以下のとおり。
 平安時代、松戸は下総(しもうさ)国の国府(市川市国府台)から常陸(ひたち)国の国府(茨城県石岡市)、武蔵(むさし)国の国府(東京都府中市)へ通じる分岐点で、交通の要衝だった。太日河(ふとひがわ/現在の江戸川)の津(渡し場)でもあり、「馬津(うまつ)」とか「馬津郷(うまつさと)」と呼ばれていたとされる。それが「まつさと」になり、やがて「まつど」になったのが松戸の地名の由来だという。
 また、松戸神社の伝承によると、ヤマトタケルが従者とここで待ち合わせたところに祠を祀ったという故事から、「待つ里」、「まつど」、「松戸」と称されるようになったという。

充実した交通鉄道インフラが自慢
 松戸市内の鉄道インフラは充実している。現在、水戸街道と並走する恰好でJR常磐線が南北に走り、市域北部の新松戸駅でJR武蔵野線と交差する。
JR常磐線(東京メトロ千代田線と相互乗り入れ)をはじめ、JR武蔵野線、新京成電鉄、東武鉄道、流鉄、北総鉄道の6本の鉄道ネットワークが松戸市民の足となっている。
 さらに、2015年(平成27年)3月にJR常磐線一部列車が東京・新橋・品川方面への直通運転(上野東京ライン)を始め、都内や東海道線方面への移動が、ますます便利になった。

 なお、JR常磐線は2016年12月に開業120周年を迎える。これを記念して、JR常磐線の各駅周辺で記念イベントが開催される。また、JR常磐線沿線8自治体(取手市〜台東区)、東京藝術大学、JR東日本東京支社で構成するJOBANアートライン協議会という組織があり、アートを軸として沿線の魅力を発信している。

 余談だが、ドラッグストアチェーンの「マツモトキヨシ」の創業者・松本清氏は、1969年に第9代・松戸市長に当選し、任期中無給で勤務、市役所に緊急に対応が求められる事案に対して即応すべく市長直轄の「すぐやる課」を設立するなど、話題となった人物だ。

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