埼玉県新座市のマンションの解説

特別市民は鉄腕アトム、東京に接するベッドタウン、学園都市
 新座市は、1970年(昭和45年)11月1日に埼玉県で30番目の市として市制を施行した。2015年に市制45周年を迎えた。埼玉県の最南端に位置し、市域総面積は22.78平方キロメートルだ。東は朝霞市に接し、南は東京都練馬区、西東京市と東久留米市、西は東京都清瀬市と所沢市、北は入間郡三芳町・志木市に接する。東京近郊エリアのベッドタウンとして発展。市制施行時には7万人ほどだった人口は急増した。

埼玉県・新座市のマンション
 2016年、埼玉県新座市で建設された新築マンションはゼロだが、同市で昨年販売した新築マンションの相場価格は4900万円~4909万円。同市内の中古マンション相場価格は1313万円~4150万円だった。
 2017年10月現在、埼玉県新座市の人口は、新座市の発表によると16万5471人。そのうち外国人は3118人だ。総世帯数は7万3622世帯。人口は熊谷市に次いで県内10位である。

進むJR武蔵野線「新座駅・土地区画整理事業」が進む学園都市
 現在、新座市はJR武蔵野線「新座駅」北口で、2021年の完成を目指して「北口土地区画整理事業」が、また南口で2019年の完了を目指して「南口第2土地区画整理事業」が進められ、市街地の整備が進行している。
 また、都営地下鉄「大江戸線」が現在の終点「光が丘駅」からJR武蔵野線「東所沢駅」までの延伸構想があり、馬場地区では新座中央駅(仮称)の建設が予定されており、大学や大規模商業施設に加え、大型医療施設などの整備計画がある。なお、東武東上線「志木駅」の敷地は新座市となっている。

 なお、新座市役所の近くに手塚プロの第一スタジオがあり、アニメ「鉄腕アトム」の主人公アトムが、同市の特別市民として登録されている。ちなみに世帯主はお茶の水博士だ。

 また市内に跡見学園女子大学、十文字学園女子大学、立教大学、日本社会事業大学があり、学園都市・文教都市として機能している。この大学4校と同市教育委員会が共同で、不登校児童生徒や集団不適応児童生徒への支援として、臨床心理系学部などの大学生・大学院生を派遣する「ピア・サポーター制度」を導入。児童 生徒の心のケアと学力の定着や人間関係づくりのスキルを身につけさせることを目指している。
 また、同市は毎年、市内3大学(跡見学園女子大学、十文字学園女子大学、立教大学)の協力で、新座市民総合大学開学している。大学教授のほか、バラエティに富んだ講師陣が、市民に楽しくわかりやすい講義を行なっている。

地下鉄大江戸線延伸と関越道の連携で「パークアンドライド」構想
 同市内を関越自動車道が通っているがインターチェンジはない。ただし、上り車線には練馬インターの手前に最終料金所として「新座料金所」があり、上り車線の渋滞のネックとなっている。

 なお、前述した地下鉄大江戸線の延伸計画による「新座中央駅」は、この「新座料金所」付近に完成する予定。このため、スマートインターチェンジを設置し、クルマを駐車して地下鉄で都心に向かう「パークアンドライド」を推進する構想がある。2015年3月に新座市が策定した「地下鉄12号線の延伸実現に係る新駅周辺地区におけるまちづくり構想」において前述した具体的な構想が示された。国土交通省とネクスコ東日本と協議が進められている。

将来にわたる緑地保全への取り組み強化
 武蔵野の面影を残す自然が同市の特徴だが、その代表が野火止用水だろう。野火止用水は、野火止台地開拓者の大切な飲料水として、1655年(承応4年)に、川越藩主であった松平伊豆守信綱(まつだいらいずのかみのぶつな)が家臣の安松金右衛門(やすまつきんえもん)に命じて玉川上水(東京都小平市)から分水したもの。現在、用水周辺には遊歩道が整備されていて、自然を楽しめる憩いの散策路になっている。用水路の全長は約24kmで、志木市宗岡の水田を潤していた。

 新座市には、平林寺や前述した野火止用水の周辺をはじめ、武蔵野の面影を残す雑木林が数多く残されており、その雑木林は市の象徴的な存在だ。また、市内には黒目川や柳瀬川沿いの林、広がる農地や屋敷林など、現在でも豊かな自然環境が形成、残されており大変貴重な存在となっている。 その一方で、同市は首都近郊ベッドタウンとして発展したため、宅地開発などで緑地が大幅に減少するなど、緑の保全には多くの課題も多い。今後は残された緑の保全とともに、新たな緑化の推進が強く求められている。

 そこで、市では今後、緑地の適正な保全及び緑化の推進に関する施策を総合的・計画的に推進していくため、基本方針となる「新座市緑の基本計画」を策定している。

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